なるほど高次脳機能障害
~誰にもおきる見えない障害

家族や友人、知人が事故や病気で倒れ、幸い一命をとりとめ、身体的には問題がないように見えても、「何かが変わった。今までとは別人のよう」と思われる場合が少なからず見られます。これはさまざまな後遺障害をもたらす脳の損傷によるもので、高次脳機能障害と呼ばれます。脳の役割のうち、言葉や動作、物事の理解や記憶などにかかわる広範な機能に問題が生じる障害のことを言います。

本書は、高次脳機能障害の理解に始まり、発症から診断、退院、リハビリテーション、社会参加まで、その人の人生にかかわる全体のことを網羅し、多くの事例を紹介、解説しています。

監修は、国立成育医療研究センター・発達評価センター長の橋本圭司さん。
B5判88ページ、定価 1,320円(税込)。