「生き方、逝き方ガイドブック」
~最期の暮らしと看取りを考える~
親や伴侶、そして自分自身が、どうすれば本人らしく、望むようなかたちの「逝き方」ができるのか。「死」や「看取り」が生活の場から切り離された近年、自分の身近な人の、あるいは自分の最期までの生き方(逝き方)をイメージすることはむずかしいものです。
いざ自分の親が認知症になったら、あるいは末期のがんとの診断を受けたら、家族はどう対処すればよいのか。人生の終わりの日々をどう生き、そして最期をどう見送るか。これまでタブー視されがちであったこの命題を、新田國夫医師とともに考え、整理しました。
この朝日福祉ガイドブック・ウィズシリーズ最新刊『生き方、逝き方ガイドブック』は、「最期までをどのように生き、どのように逝くのか」というこれまでにない視点で、その基本をできるだけ具体的に紹介した分かりやすいハンドブックです。
先の見通しが持てるようになることで、不安や恐れが少しでも軽減でき、親や自分自身、近しい人の最期の暮らしが、本人らしくより充実したものになるようにと願って制作しました。
朝日福祉ガイドブック ウィズシリーズ「生き方、逝き方ガイドブック」~最期の暮らしと看取りを考える~
B5判、108ページ 2色刷り
監修 新田國夫(新田クリニック院長)
定価 1,320円(税込)
(1) 「老いの日々へのイメージ」
・不安はどこから来るのだろう?
・老いはどのようにすすむのか
・要介護になる原因は ほか
(2) 「70歳からの健康と医療」(疾患別対応)
・がんの診断を受けたら
・心臓の機能が低下したら
・脳梗塞や脳出血が起こったら
・認知症を発症したら ほか
(3) 「本人が望む場所で暮らすために」
・どこでどのように最期を迎えるか
・さまざまな職種で支える在宅での暮らし
・「かかりつけ医」のススメ
・延命治療とは ほか
(4) 「Q&A エンディングに向かう生活」
・介護をする自信がありません
・誤嚥を防ぐことは?
・ひとり暮らしの親が心配。毎日誰かが訪れるような態勢は? ほか
(5) 「家族で見守る穏やかな最期」
・死が近づく終末期
・最期の瞬間を迎える
・呼吸が止まってから家族がやっておきたいこと ほか